Adobe Dimensionで3D表現に挑戦
3Dグラッフィクデザインソフト「Adobe Dimension CC」について少し書きたいと思います。
Adobe Dimensionとは
Adobe Dimensionは、3Dグラッフィクデザインソフトです。
3Dと言っても、3DMAXやMayamなどの3Dソフトとは少し用途が異なりモデリングの機能などは無く、2Dと3D合成を行えるグラフィックソフトです。
下のイメージもAdobe Dimensionで作成しました。
これの出来の良し悪しはともかく、Adobe Dimensionを使うと合成が非常に楽でした。
Adobe Dimensionのすごいところ
操作が簡単
利用用途が2Dと3Dの合成に限られている為、直感的な操作ができ、 3Dの知識が一切なくても30分も使えばある程度理解することができます。
3Dモデルの素材が用意されている
Adobe Dimensionでは予め3Dモデルが用意されています。 その為、3Dモデルを作成する必要はありません。
もちろん、オリジナルの3Dモデルも使用することも可能です。
Adobe製品との連携
当然なのですが、他のAdobe製品との連携ができます。
Adobe Stockからの素材追加はもちろん、PSDファイルで書き出せて、且つレイヤー構造も保持してくれるので後からPhotoshopで調整ができます。
Adobe Senseiが全て調整してくれる
通常3Dでグラフィックを作成する為には、ライトやカメラの設定、マテリアルの属性による反射や映り込みの設定など細かい設定が必要です。 Adobe Dimensionでは背景素材に合わせて、ライトや、環境マッピング、パースの設定などをAdobe Senseiが自動で調整してくれます。
Adobe Dimensionの1番のすごさはこれだと思います。
合成してみる
用意されている3Dモデルをつかって合成をしてみたいと思います。
まず用意されているカップの3Dモデルにロゴ画像をテクスチャとして合成します。 テクスチャのサイズや位置の変更も簡単です。 テクスチャなのでパースも自動で行ってくれます。
次に背景画像を設定します。 この時点では合成した感じがでてしまい不自然な画像になっています。
ここでAdobe Senseiの登場です。 アクションから「画像から環境を設定」を選択します。
環境光が作成され、パースが調整され背景になじむようになりました。