OSCを使って蝶をパタパタ
OSCを使って蝶をパタパタさせてみます。
今回の作例はTouchDesigner Workshopで教えて頂いた内容の一部になります。
蝶を作る
以下の構成で蝶を作ります。
Transform TOPのScaleは0.3に設定しています。
Level TOPは明るさの調整で使っています。
蝶をパタパタさせる
LFO CHOPで作った値をTransform TOPのScale xに設定します。
LFO CHOPのTypeはGaussianを設定します。
Math CHOPはRangeのto Rangeを0.05 〜 0.3に設定します。
これで蝶がパタパタしだします。
OSCを使ってパタパタさせる
次に0SCで送りつけた値を使って蝶をパタパタさせたいと思います。
データを送るためにスマートフォンのZIG SIM(アプリ)を利用します。
OSCとは
通信用のプロコトルです。リアルタイムでの共有に適しています。
OpenSound Control(OSC)とは、電子楽器(特にシンセサイザー)やコンピュータなどの機器において音楽演奏データをネットワーク経由でリアルタイムに共有するための通信プロトコルである。カリフォルニア大学バークレー校にある CNMAT(The Center for New Music and Audio Technologies)が開発した。
「wiki」より
ZIG SIMとは
ZIG SIMは1-10driveで開発した『プロトタイピングをプロトタイピングする』ためのアプリケーションです。 iOSデバイスを『Arduino + Wifi shield + LiPo + 沢山のセンサ』と見立てることで、簡単にセンサをPCに送信する仕組みを構築できます。 同様にリリースしているZIG INDICATORを利用するとPC側でアプリケーションを開発することなく、センサの値をチェックできます。
ZIG SIMでデータを送る
ZIG SIMを使ってOSC接続する場合は、PCもスマホも同じwifi環境下である必要があります。
設定については下のような感じになります。
取得したい値を選びます。
ナビゲーションのstartを押すと値が取得できるようになります。
TouchDesigner側の設定
TouchDesignerは、OSCで送られた値を取得します。
取得するにはOSC In CHOPを利用します。
OSC In CHOPのNetwork protをZIG SIMの設定に合わせます。
スマートフォンのセンサーの値が取得できるようになります。
今回はgravity:xだけ利用するのでSelect CHOPで値を選択します。
gravity:xの値を調整して、TransformのScale Xに入れます。
あとは、ZIG SIMを起動したデバイスを左右に振って値を送ってみて完成です。
できあがりはこんな感じになります。