のぐそんブログ

暗いおじさんがシコシコ書くブログです。

初期のUX設計で必要そうなことメモ

takejuneさんの「デザイナーがスタートアップをつくり、EXITするということ」という記事がとても参考になったので、自分の為に要点書き起こしてみました。

こちらの資料を見れば、私の書き起こしは見る必要はないです。

前提の整理

事業内容を4つの軸でまとめていく。 以下の4つを整理できるまで事業責任者と話をする。

  1. 困っているのは誰?
  2. で、何を解決するの?
  3. 競合は誰?
  4. どうやって解決するの?

この4つが破綻なく整理できない場合は事象内容自体を見直す必要がある。

1.困っているのは誰?

  1. 最初のユーザーは【    】です
  2. この人達の特徴は【    】ことです
  3. 私達の製品はユーザーの生活の【    】の部分にフィットします
例)
1. 最初のユーザーは【 **東京に住む20代後半の女性** 】です
2. この人達の特徴は【 **たくさんのファッションアイテムを持っているが、自宅の収納スペースが狭い** 】ことです
3. 私達の製品(サービス)はユーザーの生活の【 **衣替え** 】の部分にフィットします

2.で、何を解決するの?

  1. 私達はユーザーには【    】という課題があると思っています
  2. ユーザーの課題を解決するには【    】がひつようです
  3. さらに【    】ことも課題の解決につながります
例)
1. 私達はユーザーには【 **服を収納しきれない** 】という課題があると思っています
2. ユーザーの課題を解決するには【 **自宅に置ききれない** 】がひつようです
3. さらに【 **預けてある服が管理しやすい** 】ことも課題の解決につながります

3.競合は誰?

  1. 同じ課題に取り組んでいる現行製品は【   】があります
  2. その製品の利用状況は【   】です
  3. その理由は【   】です
  4. これらの製品と私達の製品の決定的な違いは【   】です
例)
1. 同じ課題に取り組んでいる現行製品は【 どこでも倉庫(仮) 】があります
2. その製品の利用状況は【 10,000人未満のユーザー規模 】です
3. その理由は【 ユーザー体験の悪さ 】です
4. これらの製品と私達の製品の決定的な違いは【 質のたかいスマートフォンアプリ 】です

4.どうやって解決するの?

  1. これらの課題を解決するアイデアは【   】です
  2. 私達の製品は【   】のようなときにつかわれます
  3. 私達の製品には【   】機能が必要です
例)
1. これらの課題を解決するアイデアは【 アプリで預け入れ・取り出しができるクローゼットアプリ 】です
2. 私達の製品は【 衣替え 】のようなときにつかわれます
3. 私達の製品には【 集荷/閲覧/出庫 】機能が必要です

課題インタビュー

前提が間違っていないかを確認する。 前提は想像で作っている為、大抵の場合間違っている。 その為、実際に聞いた事実から思い違いを直していく。

インタビューする為にターゲットとつながるには

インタビューする為の一番の大きな壁は、ターゲットをみつけることです。 とにかく泥臭くやることがポイントみたいです。

  1. 知人・友人からの紹介
  2. いろんなサービスでスレ立て・・・ターゲットの居そうな掲示板とかに投稿していく
  3. 2で見つけたターゲットと直接LINE
  4. コミュニティに入り込む

ユーザーに会いに行く

現場にいくと、実際のユーザーの暮らしや環境が見えてくる

インタビュー

1. 誰が困っているのか

ターゲットの生態を探る。 プロフィールや、日々の時間の使い方

2. 競合は誰なのか

今どうやって課題を解決しているのか。 具体的な過去の事例(○○をどのようにおこなっていますか?)

3. 何を解決すべきなのか
  • 「困っていること」や、「ほしいもの」を探る。
  • 課題に優先順位をつけてもらう
  • 行動に制約を与えている要因はなにか
  • 意思決定の要因

その場で上記のインタビューをするのはなかなか難しい。

事前に回答していただいたアンケートを見ながら質問していく

事前と言っても、あったときに書いてもらう。

例)クローゼットアプリの場合
・ 名前(年齢)
・ メールアドレス
・  職業
・  住んでいる市区町村
・ 住居形式 (一戸建て/マンション・アパート/その他)
・ 衣装を収納しきれず困ることはありますか? YES/NO
・ 収納しきれない服はどれくらいありますか?

最初のフェーズは自分たちのターゲットの人がどんな人かそもそもわからない。 なので、製品に直接関係ない質問もいれても良い。

例)
・ 平日の過ごし方を教えてください
・ 休日の過ごし方を教えてください
・ よく使うアプリを3つ教えてください
・ 学校や、仕事以外でハマっていることを教えてください

インタビューに不慣れな場合は台本を用意する

聞いていく内容を予めまとめた質問シートのようなものを作っておくと良い。

Kobito.f4cnP3.png

インタビューの鉄板の質問

質問 意図
現在は【  】を、どのような方法でおこなっていますか? 現状の解決方法を聞く
前回【  】を行ったとき、その直前は何をしていましたか?終了後は何をしていましたか? その行為を行うときにターゲットがどういう状況におかれているかを知りたい。家にいるのか、朝なのか夜なのかなど・・・
もし魔法が使えるとしたら何が起こってほしいですか? 技術的成約や、その他の制約がなかった場合の本当に求めていることを知るため。

インタビューその他

目安としては、調査人数10人くらい。 新しい発見が少なくなってきたときが止め時。

そもそも課題が見つからない場合は、事業内容を見直す。

インタビューの結果を元にプロトペルソナを作成する

想像で書いた前提を、現実でブラッシュアップする作業。 必ずしも1人ではない。

1.プロフィール/日々の生活 2.困っていること 3.今はどう問題を解決しているか 4.欲しいもの

例)
1.プロフィール/日々の生活・・・20代/東京在住/OL/1DK
2.困っていること・・・服が収納しきれない。整理する時間もない。
3.今はどう問題を解決しているか・・・実家に送っているが、結局はそのままになっている
4.欲しいもの・・・時間をかけずにそこそこの金額で売りたい