のぐそんブログ

暗いおじさんがシコシコ書くブログです。

マウスにパーティクルが追従するような演出

はじめに

この記事は、TouchDesigner Study WeekendというTouchDesignerの勉強会で学んだことのまとめです。 TouchDesignerは私のような初心者は高機能すぎて、何をしたらよいのかわからなくなることが多いのでこの勉強会は貴重だと思っています。

完成イメージ

今回の完成イメージはこちらです。

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Cache TOPを利用して版ずれのような演出をする

Cache TOPを利用して、印刷の版ずれのような表現をしてみたいと思います。

版ずれさせる3Dオブジェクトを準備

まずは演出の対象となる、3Dのオブジェクトと、カメラ、ライト、ジオメトリを用意します。

noise SOPを挟んでいるのは、Geometoryに動きを出すためです。

Cache TOPを用意する

Cache TOPを用意します。 Cache TOPは、過去のフレーム情報を保持することができるオペレーターです。 ここでは、Cache Size32に設定されている為、過去の32フレームが保持されています。

Cache Select TOPでキャッシュした情報を取り出す

キャッシュした情報をとりだすには、Cache Select TOPを使います。 Cache Select TOPCache Indexに設定した値のフレーム情報を取得できます。

Reorder TOPでRGBそれぞれの値を設定する

Reorder TOPを利用すると、RGBAの値をそれぞれ設定することができます。 Cache Select TOPで取り出したフレーム情報をRGBそれぞれに設定していきます。

Cache Indexをずらしたことで、版ずれのような表現になります。

Feedback TOPなどと組み合わせると、こんな感じになったりします。

6月-26-2018 00-21-11.gif

サンプルファイル

3Dオブジェクトの頂点情報を取得

3Dオブジェクトの頂点座標をデータとして取得する際は、「SOP to CHOP」を利用しました。 だだし、取得できるのはX,Y,Zの座標データのみでした。

ちなみにここでは、Sphere SOP」を利用してます。

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3Dオブジェクトの頂点情報をデータとして利用する

TouchDesignerで3Dオブジェクトから頂点座標を抜き出す

3Dオブジェクトから頂点座標を抜き出して、データとして利用する方法のメモです。

①SOPから、好きな3Dオブジェクトを配置。
②オペレーターの右下にある「 + 」ボタンを押す。

③右クリックでコンテキストメニューから「Display Options」を選択

トラックパッドの場合は2点タッチ

④メニューからAllを選択

⑤SOP toオペレーターをつかって頂点座標を数値化する

頂点座標に3Dオブジェクトを配置する

3Dオブジェクトを利用するためには、「Camera COMP」、Light COMP」、「Geometry COMP」が必要です。

インスタンスを利用する

①Geometoryでインスタンスを利用できるようにする

Geometryを選択して、「instancce」タブを選択して「Instancing」をONにします。 ONにすることで、「Instance CHOP/DAT」を選択できるようになります。

②頂点データをインスンタンスに設定する

インスタンスの座標を割り当てる

②で設定した頂点データをどの座標として使うかを設定する。

④頂点に設定されているgeometoryの大きさを調整

Box SOPをSIZE「0.01,0.01,0.01」で設定する。

その他

頂点データの詳しい内容は、DATAのSOP toオペレーターで確認することができる。

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まとめ

最終的にはこんな感じになります。 基礎的な部分ですがよく使う方法らしいので、覚えておくようにしたいと思います。